各パネリストの発言内容

深沢高校1年Kさん
 渋谷には週に1〜2回、友人とカラオケに行く。夕方には帰宅する。ホワイトボードに予定を書き込んで出かける。男の人が一緒についてきたり、危ない思いをしたこともある。父親とはいろいろな話をするが、相談をすることはない。
 ぜひ、若者の心の中、「親と話せなくて寂しい」と考えていることなどの現状を知ってほしい。
同 Sさん
 楽しいし、アクセサリーなどが多く、値段も安いので、お店を見たり、カラオケなどのために渋谷に行く。しつこいナンパやオジサンから「いくら?」と話しかけられたりすることがある。親に相談することなどしない。会話がない。話しかけても返事はほとんどない。もっと話をしてほしい。
南 博 人 氏
 誘拐監禁事件で渋谷のイメージが悪くなって残念。自分でホームページを立ち上げて、若い人の気持ちを理解しようとしている。1日のアクセスは30件ほどある。今まで自分の考えを発表できなかった人もパソコンでどんどん発表できる。  子どもは皆、認めて欲しいと思っている。家庭に入った奥さんも同じ。心から認めてあげて欲しい。落ちこぼれの若者は、目立ちたい、認められたいという気持ちが強い。ぜひ、そういう、若者たちが発表できる場を作ってやってほしい。
小田 啓二 氏
 10年前、ニューヨークで巡り会ったガーディアンエンジェルスを日本でも立ち上げた。渋谷は楽しいし、良い商品もあるが、繁華街には誘惑も悪もある。自分を守るすべを身につければ、日本中の繁華街も渡り歩ける。100人ものドラッグの売人がいるところで、買うか買わないかは自分たち次第だ。イラン人に、なぜ、ここで売るのか尋ねたら、「日本の若者は金を持っている」と答えた。大人が「いくら?」と聞いているところに出会い、声をかけたことも何回もある。大人の側のモラルは大きな課題。
 渋谷の街が危ないというイメージはメディアの影響が大きい。渋谷の魅力・イメージは等身大ではない。本来は、それほど危ない街ではない。
 頑固おやじが少なくなった。子どもたちの行動に無関心になっている。感性を持って、時期を遅らせることなく、子どもとコミュニケーションをとるように、自分がいつかおやじになったら、心がけたい。非行に走る子どもたちと接すると、寂しいと思っている子どもが多く、「かまってください」と顔に書いてある。
山下 宏幸 氏
 昨年、渋谷の少年犯罪検挙数は年間約550で、1年前より200減った。減った犯罪の多くが万引き。通報制度と条例改正の影響が大きいのでは。万引きの半数は他府県出身者。渋谷の少年犯罪の特徴は女子が多いこと。6割が女子による。センター街での犯罪が多く、被害8割、検挙7割に上る。
荘治 秀紀 氏
 性教育については、親として逃げずに向き合い、「結婚し、子どもを持ち、家庭を持つ」という意識を育てる教育が大事だと思う。
 家族で食事を一緒にとり、銭湯に行くことを心がけている。ゆったりした時間と空間を大事にし、そこで、子どもと思いついたことを喋る。家族で楽しむことを基本にしていきたい。
荘治 やよい氏
 渋谷は本当に楽しい街だが、昼間の顔と夜の顔は違うと思う。風俗の店を見て「どういう店?」と子どもに聞かれて困った。今日、この活動に家族で参加してよかった。
 南さんの「女性は家庭に入るとだれも認めてくれないから、家庭ではカカア天下がよい」という話に感動した。実際、「家庭に入ると不幸になる、子どもができると自分の時間がない。鬼のように怒っている自分がある」と思う女性が多い。女性に対する男性の理解と、家庭における女性を認めることは大事だと思う。
竹花 豊 氏
 大人と子どもが関心を持ち合うことが大切。子どもの前で夫婦が認め合い、大事にする姿を見せ、子どもに関心を持っていることを示すと、子どもは嬉しい。子どもの問題を大人の問題として解決することも大切と思う。それぞれの参加者が示唆に富む話をしてくれたことに感謝する。
つづく
 

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Last-modified: 2005-04-10 (日) 15:00:28 (4516d)