第1部 「親子で渋谷を考える」シンポジウム

↑基調講演する竹花豊・副都知事↑都民ホールに集まった大会参加者
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基調講演「子どもにせまる危機〜のりきる力をつけるために」要旨

子どもたちが社会人として育つことが難しい社会になっている。ニート、ひきこもり、不登校、援助交際、性の低年齢化などの問題が、ここ10年ほどの間に生じてきた。子どもをめぐる環境が大きく変化した状況下で、大人が何をしなければいけないか考える必要がある。放っておくと、子どもたちは迫っている危機にとりこまれ、さらわれていってしまう。携帯電話を持たない方がよいと考える大人は、持つべきでないと子どもを説得できるだろうか。性の問題をどう話したらよいだろうか。

東京都健全育成条例の中にこれらの問題解決を図る条項を盛り込んできた。コンビニの有害図書や深夜徘徊、ブルセラの禁止等…。携帯電話で、出会い系サイトなどへのアクセス機能を持たないものを業者に売って貰う。条例ができれば10月以降に施行する。  性の問題は大人は子どもに言いづらいが、家庭での議論が大事。性を煽るような情報を掲載しないよう、一部雑誌には自粛をして貰う。

手数をかけて大人が子どもに話をすることが大事。あるテレビ番組で料理研究家の辰巳芳子(たつみよしこ)さんが、「簡単のむこうには無しかない」という含蓄のある言葉を話していた。早い料理をしようとすると何も生まれない。手をかけて料理を作って初めて心が通う。人間も同じ。簡単に何かできると思ったら大違いで、豊かな人間関係は生まれてこない。手間のかからない料理ばかりすると、子どもは大切にされていると思わない。手をかけてこそ、子どもは普通を保っていける。この言葉をかみしめて私たちも向かって行かなければならないと思う。(竹花豊・東京都副知事)

つづく

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Last-modified: 2005-05-31 (火) 19:38:41 (4582d)